温泉郷ONSENKYO
道後温泉
温泉郷に関する読み物 — 名湯・地域の温泉文化
2026年9月6日読了 2分
#温泉郷
温泉郷/ONSENKYO
道後温泉
神話の時代から湧く、日本最古級の名湯
愛媛県松山市の道後温泉は、有馬温泉・白浜温泉と並ぶ「日本三古泉」の一つで、日本最古級の温泉ともいわれます。約3000年前の神話の時代に始まったと伝えられ、『日本書紀』や『万葉集』には「伊予の湯」の名で登場します。596年には聖徳太子がこの地を訪れたという逸話も残り、皇族や文人に長く愛されてきました。お湯は無加温・無加水のかけ流しで楽しめるアルカリ性単純温泉で、無色透明のやわらかな肌ざわりが特徴です。
温泉街のシンボルは、明治27年(1894年)に建てられた木造3階建ての共同浴場「道後温泉本館」。今なお現役の浴場として使われ続けている貴重な建築で、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台としても広く知られています。2017年には新たな別館「飛鳥乃湯泉」もオープンし、古い歴史と新しい湯あみ体験がともに息づく温泉地となっています。
湯の街を歩く、道後ならではの楽しみ
商店街「道後ハイカラ通り」や、俳人・正岡子規ゆかりのスポットが立ち並ぶ温泉街は、そぞろ歩きだけでも旅情を味わえます。夕暮れどきには本館前でからくり時計がお湯とともに動き出し、湯上がりの浴衣姿で行き交う人々の様子とあわせて、千年を超える歴史の重みと今も変わらぬ賑わいの両方を感じられる温泉地です。
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